第2回静波パラサーフィンフェスタ
バーチャルサーフィン体験
バーチャルサーフィン体験
日本で初めてのパラサーフィン世界大会「第2回静波パラサーフィンフェスタ」が静岡県牧之原市で4月22日(土)~24日(月)の三日間開催されました。
開催期間の中日である4月23日(日)には、メタバース空間(VRChat)でもサーフィン会場をオープンし、リアル会場である静波サーフスタジアムの特設施設から複数台用意されたMetaQuest2を来場者が装着して、メタバース空間でのサーフィン体験を楽しみました。
またメタバース空間の性格上、静岡県にあるリアル会場以外の日本全国、あるいは海外からも来場者があり、その方々のサーフィンを楽しむ姿も見られました。
この「第2回静波パラサーフィンフェスタ」は、生まれつき、あるいは事故などで身体に障がいを持っている方々が参加するサーフィンです。参加者は、9つのクラスに別れそれぞれのスタイルでサーフィンを演技して得点を競い合います。
北海道から沖縄までの全国からの参加者があり、高齢の選手や海外の選手も多数参加されています。回を重ねて参加層も厚くなり、さらに世界へと羽ばたいたと言えるでしょう。
今回、この「第2回静波パラサーフィンフェスタ」主催団体である、一般社団法人ユニバから我々NPO法人VXLinkが、メタバース環境でのサーフィン体験環境提供と体験者へのサポートに関する依頼を受けました。
このイベントでは来場者である障がいをもった方々や関係者の方々に、チャレンジ精神で様々な困難を乗り越えていく選手の方々の勇気やパワーを届けます。
また、メタバース環境のサーフィン会場では、リアル会場では難しいこと、例えば障がいをもった方だと水に入ること自体が怖いだとか、サーフィンに乗るなんて絶対無理とか思っている方々へ、VRで気軽にサーフィンにトライしてもらい楽しんでもらって、勇気や自信を持ってもらいたいと考えています。
メタバース環境のサーフィン会場は、南国の太陽とヤシの木が輝く、海に囲まれた島です。
会場では、始終リアル会場でのパラサーフィン実況画面が流れています。
また、逆にリアル会場のモニターには、メタバース環境でサーフィンを楽しむ体験者の画像が流れているという、両会場連携し相互干渉するつくりになっています。
メタバース環境の海では、泳ぐこともできますし、用意された複数のカラフルなサーフボードに乗って、サーフィン気分を味わうことができるようにしてあります。
リアル会場特設施設には、サポート要員が待機しており、体験者にVR機器の操作方法や注意事項を説明します。同様にメタバース環境にも多数のサポート要員が待機し、体験者への会場の説明や海での泳ぎ方、サーフィンの体験方法などを説明していました。体験者のみなさんからは、多くの驚きの声や感動の声を聴くことができました。
来場者は、VR機器の操作経験がない人ばかりですので、最初はうまく前に歩くこともままならない雰囲気でしたが、すぐに慣れ、歓声を上げながらサーフィンに乗って海を滑走して楽しむ姿が見られました。
このようにVXLinkでは、リアルの活動をメタバースに拡張し、相互干渉しながら成長していくお手伝いをさせていただいております。
2023/4/24:Masa(まさ)